ご挨拶

第11回全国大会の企画・運営を、中国・四国支部が担当させていただくこととなりました。準備委員を中心に精一杯の準備を進めて参りました。

中国・四国支部は、中四国9県からなる広域に会員がおり、それぞれの地域で多様な活動を行ってきております。今回の大会では、準備委員会の企画するプログラムとして4つを設けました。1つめは地域の多くの方に日本臨床発達心理士会の活動を知っていただくための公開のプログラムです。2つめは中国・四国地域における広く紹介したい実践活動の内容です。3つめは会員の皆様の有意義な研修につながるプログラムです。4つめは臨床発達心理士にも関係の深い心理職の国家資格に関する内容です。この他に、毎回行われている、実践研究発表及び実践セミナーのプログラムも用意しております。実践研究発表、実践セミナーの企画の募集をいたしますので、どうぞふるってご応募ください。

第11回全国大会が、参加者の皆様にとって、有意義な学び、交流、研修の機会となることを願い、準備を進めております。

会場となる広島国際会議場は世界遺産の原爆ドームからも近く、広島市の平和記念公園の中にあり、平和記念資料館とは隣接しております。会員の皆様の多数のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

2015年2月
一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構
日本臨床発達心理士会
第11回全国大会準備委員会 委員長 猪木省三

年に一度、臨床発達心理士が集う全国大会も今年で11回目になります。今回の大会は中国・四国支部にお引き受け頂きました。大会委員長は猪木省三先生(県立広島大学)、事務局長は七木田敦先生(広島大学)です。中国・四国支部は士会支部の中で最も広域な支部ですので、準備にもひとかたならぬご苦労があるのではと推察しております。大会テーマは「地域でいかす持続可能な支援:とどける、つなげる、つづける」とのことです。

テーマの趣旨は委員長の猪木先生から説明があると思いますが、今後の日本を読み解くキーワードが「地域」であることを疑う人はいないでしょう。週刊ダイヤモンド12/27・1/3号によると、2010年と比較した2040年の若年女性減少率が80%以上の地方自治体名が30上がっていますが、少子高齢化社会は今後とも、否応なしに進行していきます。その結果発生するのが「限界集落」や「買い物難民」ですが、これは何も地方に限りません。大都会であっても大阪の千里ニュータウンや新宿区の「戸山団地」などでは高齢化率が進行し、地方の限界集落と同様の状況を呈しています。

人間は共同体を作ってお互い助け合うことでしか生存できません。だからホモ・ソキウス(社会的なヒト)と呼ばれるのです。その意味でも今回設定された、「地域でいかす持続可能な支援:とどける、つなげる、つづける」というテーマは実に的を射たものであります。振り返ってみれば明治3年の日本人口は約3300万人、昭和20年に約7200万人、引き揚げ者や団塊の世代の誕生によって8000万人を越えたのが昭和23年でした。今が約1億2800万人ですから、20年に比較すると4800万人も多いのです。ですから助け合いのネットワークさえしっかりと確立すれば、「少子高齢化恐るるに足らず」ということになりましょう。地域をどう再生していくか、これをネットワークの視点から考えてみたいと思います。

2015年2月
一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構
日本臨床発達心理士会
幹事長 荘厳舜哉

JACDP 臨床発達心理士